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体の悩み

唇の色素アレルギー。10年間向き合った私が試したことと、具体的な対処法

2018年8月30日

いつも通りにメイクしただけなのに、唇がむず痒い。突然色素アレルギーを発症した話

 

突然ですが、私は唇に色素アレルギーがあります

 

10年前に発症し、口紅やグロスなど色素の入ったものは一切つけられなくなりました。

 

私と同じ症状を持つ人は、周りには家族を含めて誰もおらず・・・

 

でもきっとどこかに同じ境遇の人がいると思うんですよね。

 

あとは、「なんだか唇に違和感があるけど、これが何なのかわからない」という段階の人。

 

今日はその方々と少しでも気持ちを共有できたらと思い、唇の色素アレルギーについて書いてみます。

 

アレルギー症状の始まり

私が経験した症状は、以下のとおり。

  • 唇のむず痒さ
  • 赤みと激しい痒み
  • 腫れ(水ぶくれ)
  • 皮がむけて汁が出る

この順番で徐々に症状がひどくなっていきました。

 

最初に症状が出始めたのは、26歳の頃。

 

いつも使っていたグロスをつけただけなのに、なぜか唇がむず痒くなるのです。

 

でもその時はたいして気にせず、「長いこと使ってたグロスだから傷んできたのかな?」くらいにしか思っていませんでした。

 

このときすぐにグロスを使うのをやめておけばよかったです。

実際、グロスから変な臭いがしていたので、今思うとすでにかなり傷んでいて、唇に悪影響だったんだと思います

 

それでもしばらく同じグロスを使っていたのですが、どんどん痒みがひどくなり、少しずつ焦り始めました。

 

新しいグロスに買い替えてみても、時すでに遅し。

 

何を使っても唇がブクブクに腫れるところまで症状が悪化してしまいました。

 

皮膚科に行ってみた

藁にもすがる思いで皮膚科に行ってみました。

 

症状を詳しく話して痛いとか痒いとか訴えても、どうも医者は真剣に聞いていない様子。

 

後からいろいろと調べて納得したのですが、アレルギーについてはまだまだわからないことが多く、原因も特定できないようです。

 

人によって症状もバラバラでこれといった治療法が確立していないので、アレルギーの相談を持ち込まれると嫌がる医者も多いのだとか。

 

確かに私を診てくれた先生も、私の訴えをのらりくらりとかわして、早く切り上げたいというオーラがすごく伝わってきました。

 

たぶん何を聞かれてもわからないから、適当にあしらいたかったのでしょうね。

 

最終的に言われたのはこんなことでした。

 

「根本的な治療法はありませんので、症状が出たら薬で抑えるしかありません。とりあえずステロイドを出しておくので、唇に薄く塗ってみてください」

 

以上。

 

なんだか絶望的な気持ちになって、肩を落として診察室を出ました。

 

せめて親身になって話を聞いてくれるだけでも心は救われるのにね

 

そうだね。病院に行けば何かわかるかも!って期待していた分、軽くあしらわれると余計に落ち込んじゃうよね

 

塗り薬を試す

病院で処方されたのは「キンダベート」というステロイド。

 

ステロイドの中でも弱いもので、顔に使っても大丈夫とのことでした。

 

その日寝る前に塗ってみると、次の日には唇の水ぶくれが治っていました。

 

ところが。

 

おお!これはいい!と思ったのも束の間、今度はステロイドをつけた2日後には必ず小さなブツブツが出てきて、唇がザラザラになってしまうのです。

 

ステロイドをやめるとブツブツも収まります。

 

結局ステロイドを塗るのもやめました。

 

いろんなグロスや口紅を買い漁る

使っても大丈夫なものがどこかにあるんじゃないかと思い、とにかくいろんなメーカーやブランドのグロスや口紅を買っては試しました。

 

DiorやCHANELなどの高級品から、なんとなくいいものを使っていそうなDHC、アレルギーの人でも使えると評判のHABAやオルビスまで。

 

でも、色素が入ったものは全滅でした。

 

そしてこの頃からリップクリームもダメになってきました。

 

メンソレータムの薬用リップを塗っても水ぶくれができ、敏感用のキュレルなどをつけても同じ症状が出ます。

 

添加物が良くないのかと思って純度の高いワセリンやシアバターも試しましたが、どれも痒くなるし、赤くなって腫れて水ぶくれになる。

 

もう頼るところなし・・・。

 

それでも何も塗らないとガサガサになるので、とにかく色素の入っていないリップをひたすら試しました。

 

1本2千円くらいする高いリップでも、使えないとわかったら1回でボツ。

 

もったいないので全部母と弟にあげたら2人とも大喜びしてました(笑)

 

大丈夫なリップが見つかり始めた

リップによく使われるワセリンとシアバターすらダメなので、入っていないものを探すのが大変でした。

 

最初に見つけたのは、デイリーディライトというメーカーのリップバーム。

 

香りがけっこう強いのですが、私は好きな香りだったので大丈夫でした。

 

色素はダメだけど香料は大丈夫みたいです(笑)

 

デイリーディライトのリップバームにはワセリンやシアバターが使われていなくて、代わりにラノリンという羊毛からとれる脂が使われています。

 

私はラノリンなら大丈夫でした。

 

あとはスクワランや種子油系は大丈夫でした。

 

リップバームは平たくて丸い小さな缶に入っていて、手やリップブラシで塗るタイプです。

 

本当にいろんな香りがあって迷ったのですが、私が買ったのはこの4つ。

 

  • ピーチメルバ:まさに桃!美味しい桃の香りそのもの。
  • グレープフルーツ:これもまさにグレープフルーツ。爽やかでスッキリした香り。
  • ストロベリータルト:子供用のリップにもありそうな懐かしい香り。
  • ミルクティー:そう思って嗅ぐと確かにミルクティー。けっこう甘い香り。

 

どれも美味しそうな名前ですよね(笑)

 

これが本当にいい香りで、しかもツヤッツヤになるのです。

 

色付きのグロスが塗れない私でもしっかりグロスを塗っているように見えます。

 

取引先の人からも「唇、淡い色味でツヤがあっていいですよね」と声をかけていただきました!

 

クリーム自体は無色なので塗っても色は付かないのですが、自分の唇の色味をキレイに見せてくれるのでとても気に入っています。
缶が可愛いのもポイント高い。

 

唇に塗るものを買ってテンションが上がるのなんて久しぶりだったので、嬉しかったです(^^)

 

ちなみに私のお気に入りはグレープフルーツ。

 

とにかく爽やかで、いつまでも嗅いでいたくなる香りです。

 

ピーチメルバとストリベリータルトもかなりの頻度で使っていましたが、リピート買いで2個目を使い始めたらちょっと飽きてしまいました。

 

ミルクティーはもう買わないかな。

 

バニラ系の甘い香りが苦手なので、私にとってはミスチョイスでした。

 

ほとんど使わないままでもったいなかった。

 

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その次に見つけたのが、HABAの薬用リップです。

 

ちょっと値段が高いのでダメ元で買うには勇気がいりましたが、とにかく良さそうなものは何でも試すしかなかったので思い切って買いました。

 

リップにしては、かなり細身でおしゃれな感じ。

 

 

細いからすぐになくなってしまいそうで、どうしても唇のコンディションが悪いときにだけ使うことにしています。

 

しっかり潤うし匂いも刺激もないので、寝る前に使うことが多いです。

 

このリップにもラノリンとスクワランが使われています。

 

ダメなものが入っていると、塗った瞬間にピリピリするので、すぐにわかります。

 

でも実際に試して「あ、たぶんこの成分がダメだったんだな」と後から知る以外に方法がないのが現状です。

 

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自分に合うリップが見つかると、心が少しホッとしますね。

 

どうしても口紅を塗らないといけない時は

私の場合、そんなにがっつりメイクをしなくても大丈夫な仕事なので、口紅を塗らなくてもさほど問題はありません。(唇の色が薄いと地味になるので、本当は口紅を塗りたいというのが本音ですが・・・)

 

そんな私でも、どうしても口紅を塗らないといけない場面があります。

 

一番最近では、弟の結婚式のときでした。

 

そんな時の対処法としては、

  • 無害なリップを下地代わりにたっっぷり塗る
  • その上から薄〜く口紅やグロスを塗る
  • 口紅やグロスは、比較的唇に優しいオルビスのものにする

こんな感じです。

 

とにかくリップを最初に厚く塗って、唇をしっかりガードするのがポイントです。

 

しばらくの間は痒みやピリピリを感じることなく、赤みも出ずに過ごせます。

 

ただ、やっぱり長時間経ってから化粧を落としてみると、唇が赤くなってしまうんですよね。

 

そして2、3日は赤く腫れて痒くなる。。

 

だから本当にどうしても口紅をつけなきゃいけない時の最終手段です。

 

まとめ

アレルギーは一度発症してしまうと一生付き合っていかないといけないみたいですね。

 

花粉症しかり、食べ物アレルギーしかり。

 

今のところは、アレルギーを起こす物質を避けて生活するしかないようです。

 

女性として口紅やグロスを楽しめないのはなかなかつらいですし残念なのですが、10年経っても全然よくならないので、やっと諦めがついてきました。

 

大切なのは、

 

  • まずは自分に合うリップを探すこと
  • 体調がいい時に、なるべく添加物の入っていない口紅やグロスを試すこと

 

この2つをひたすら続けていくこと!

 

今は使えるリップでも、いつ拒否反応が起こるかわからないのがアレルギーの怖いところです。

 

私もつい昨日まで大丈夫だと思っていたリップが今日になったら一気にダメになった、ということが何度もありました。

 

気持ちが折れそうになりますが、落ち込む時は落ち込んで、また元気が出た時に新しいものを試してくのがいいと思います。
アレルギー持ち同士、頑張りましょう!

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました

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