こんばんは、みっころです。
今日は月のもので腹痛に苦しんでいます・・・
そろそろ痛み止め飲もうかなと思ったときにふと昔の懐かしい記憶が蘇ったので、つらつらと書いてみます。
生理痛がひどくて病院に行ったときの話
昔から生理痛がひどくて学校を休んだりしていたのですが、社会人になってからますますひどくなりました。
痛すぎて気を失ったことが過去5回ほどありまして。
食べても吐いてしまうため、1回の生理で体重が2キロ減ることも。
あまりにも痛みが強いと病気の可能性もあるということで、病院に行ったんですね。
婦人科で見てもらって何か問題が見つかったら治療して楽になりたいし、何も見つからなければそれはそれで安心だし。
気が向かなかったけど、渋々行ったのです。
そこの病院は全員女性の先生だったのと、病院に着いてみたら清潔感があって綺麗だったので、私はなんとなく診察前からホッとしていたのでした。
これで痛みから解放されるんだ!という希望だけがありました。
悪夢の始まり
診察室に呼ばれて行ってみると、担当医はちょっと気の強そうな女性でした。
なんていうか、自信に満ち溢れている感じ。
私の言うことは全部正しい的なオーラが出ています。
それでも話してみると言葉遣いも丁寧だし言い回しにも優しさが感じられて、この先生でよかったかもと思っていました。
診察の結果、今のところ異常はなさそうなので、とりあえず今日は体に負担のない痛み止めを処方するとのこと。
この薬で痛みが消える!と思っていた私はのちにガッカリすることになります。
全然効かないどころか、副作用が強すぎて気持ち悪くなってしまうのです。
2回目、3回目の診察
1回目で出された薬が効かなかったこと、副作用が強くてもう飲めないことを伝えました。
すると先生は
「こうして一つ一つ試していくことに意義がありますからね。では次の薬を出してみますね」
そう言って別の薬を処方してくれました。
期待と不安が半々ずつ。
でも試してみるしかないですからね。
飲みました。
んーーーこれもダメ。
そして3回目の診察でも同じことの繰り返し。
私そんなに薬で副作用が出ることってなかったんですが、なぜかこの先生の出す薬がことごとく体に合いません。
そして4回目
4回目ともなると私も少し行くのが憂鬱で、気が進みませんでした。
だってね、最初は優しそうに振る舞っていたけど、薬が合わないと言うたびに先生の機嫌が若干悪くなっていってるから。
また今回も薬が合いませんでしたって言いづらくて。
でも効果もない上に飲むと気持ち悪くなるような薬を出し続けてもらっても困るだけだし、正直に伝えました。
「この薬も合わなくて・・・私に合う薬ってあるんでしょうか。不安になってきました」
そう言ったとたん先生の表情が一気にキツくなって、喧嘩腰でこう言ってきました。
「じゃあもう子宮取るしかないですね。もう何試しても無駄です。合う薬を探すのは無理なので、子宮を取リましょう」
・・・・・は?
いきなりそこまでいく?
どうやら自分の処方した薬が合わなかったことで、プライドが傷ついたみたいです。
私 「え、取らなきゃいけないんですか?今それを決めるんですか?」
先生 「次回まで待ちますよ。決めていただけたらすぐに手術しますんで。」
その後は子宮をとったら体質がどんな風に変わるとか淡々と説明されて診察が終わりました。
このとき私は23歳。
その夜は気持ちが真っ暗になってしまいました。
子宮を取るという選択
子供を産みたいという願望はあまりなかったけど、親は私のことをとても大切に思ってくれています。
私自身ももちろん、自分の体が大事です。
それをね、軽々しく踏みにじられてズタズタにされた気がして、悔しくて悔しくて、その夜はさんざん泣きましたね。
人の体と将来をなんだと思ってるんだって。
あと、そんなロクデモナイ医者の言うことで自分が傷ついていることが悔しかった。
患者の将来とか気持ちとか、そういうのをぜーんぶ後回しにして、自分のちっぽけなプライドを必死で守ろうとする医者。
こんなのが普通にいるんだからびっくりです。
もしこのひどい生理痛から逃れるためには子宮を取るしか手段がないとしても、こいつの診断に従うのは嫌だ!
せめて他の先生から言われたら受け入れる!
そう思って先生を変えてくれるように病院に伝えました。
5回目の診察
病院に行ってみると、あの幼稚な悪魔とは違う先生が診察室で待っていました。
ちょっと口うるさそうな、キツい印象の先生。
ちょっと怯えつつも、生理痛がひどすぎて普通の生活を送れないことなど今までの経緯を伝え、子宮を取るしかないと言われたことも話しました。
先生「子宮を取る!?そんなことする必要ないですよ!なんでそんなこと言ったんですかね。。
病気か何かで今すぐに子宮を取らなきゃ命に関わるという場合でもない限り、そんなことはしませんよ。
今日痛み止めを出しますから、飲んでみてください。合う薬は必ずあるので、一緒に探していきましょう(ニッコリ)」
・・・最初からこの先生がよかった。
それにしてもあの悪魔のような女医は本当にただの性悪なのか。
私が彼女の言葉を真に受けて、子宮を摘出することにしていたらどうしていたのか。
本人に問いただしたい気持ちもあったけど、今となってはあんな奴の顔はもう二度と見たくないですね。
薬を飲んでみた
新しい先生に処方された薬を飲んでみました。
すーっと痛みが消えて、普通に生活できる!
この先生になってから最初に試した薬、一発目で自分に合うものに出会えた。
次の診察でそれを伝えると、先生はこう言いました。
「薬は痛みを和らげて楽にするためにありますから、無理せずに飲んでくださいね。
生活が最優先。一番大切なのは日々を普通に楽しく過ごすことです」
うん。
ホントそうだよね。
涙が出そうになりました。
医者を選ぶって大事
医者って患者の運命を左右するところありますよね。
だからこそ、義理だてとかしてる場合じゃない。
担当医に疑念があったらさっさとセカンドオピニオン。
言われたことをただ鵜呑みにするのって本当に怖いです。
生理痛がひどくなると、この一連の出来事を思い出すんですよね〜。
痛いのも、あのとき子宮を取らなかったからこそ!
2番目の先生に処方してもらった薬をこれから飲もうというところです。
この先生とはかれこれ10年の付き合い。
いい先生がいてくれてよかった。
では、薬を飲んできます!